「水中運動の指導を再検討する」

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
代表取締役 大方 孝氏

アクアフィットネスの展望

日本は世界一の長寿国になりました。これからは自分の健康は自分で守る時代です。健康作りへの関心はますます高まり、健康維持、障害予防のために、クラブの在籍会員の半分はシニア会員となるでしょう。スポーツ施設は専門化が進み、上質・本物が希求されます。つまり、高品質で専門的なプログラムが求められるのです。またこれからは、公共施設や医療機関との競合が激化するでしょう。公共施設の事業・教室、医療機関が併設する施設など、みんなライバルとなります。以上を鑑みて、幸せの方程式を解く鍵は「チェンジ」です。インストラクターは、技術指向から健康指向へ、指導的な見地から相互交流的な見地へ、頑張るから楽しむへ、チェンジすることが必要です。
インストラクターはサービスマインドを持たなくてはなりません。そのうえで「知性」「専門知識」「スキル」を身につけることが大事です。

高齢者の運動プログラム

高齢者の運動プログラムは総合的で複合的な内容であることが必要です。高齢者に望ましい運動とは、筋力運動、有酸素運動、柔軟運動、神経・筋協応運動(神経と筋肉の疎通の運動)です。筋力運動はレジスタンスエクササイズとも言い、日常生活だけでは保持することがむずかしい筋肉の機能低下を防止するトレーニングです。高齢者に喜ばれるプログラムは、腰痛、膝痛、肩こりなどの生活機能病の改善プログラムや、リラクゼーション、マッサージなどの癒し系のプログラムです。
我々の目標は健康を維持し社会に活力を与えること、介護予防事業の推進で医療費と介護保険費の抑制を図ることです。地方自治体と連携して介護予防事業を推進することで、地域社会に貢献するという理念の確立と、その実践が何よりも求められることになるでしょう。



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