骨髄バンクドナー登録促進ウェーブについて


 2019年2月12日に公益財団法人日本水泳連盟が会見を開き、オリンピック代表候補選手である池江璃花子選手が白血病であることを公表しました。
 当協会健康医科学スポーツ委員会では、当協会が目指す「子供たちの健全な成長の“応援団”」としての目的に鑑み、池江璃花子選手をはじめ、病で苦しむ子供たちの“応援団”として
「骨髄バンクドナー登録促進ウェーブ」を進めて参ります。
 つきましては、関係者の皆様に、上記の“応援団”としての活動をご理解いただき、骨髄バンクへのドナー登録や、ドナー休暇制度導入による環境づくりなど、ご協力をお願いしたいと思います。

ドナー登録をお考えの方へ

命のボランティア、ドナー登録
骨髄移植や末梢血幹細胞移植は、白血病や再生不良性貧血などの病気によって、 正常な造血が行われなくなってしまった患者さんの造血幹細胞を、 健康な方の造血幹細胞と入れ替える(実際はドナーから採取された造血幹細胞を点滴静注する)ことにより、 造血機能を回復させる治療法です。
日本では「骨髄バンク事業」が1992年から開始され、 これまでに多くの患者さんを救う実績をあげています。 しかし、日本の骨髄バンクで骨髄移植や末梢血幹細胞移植を必要とする患者さんは、毎年少なくとも2000人程度です。一人でも多くの患者さんを救うためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。
ドナーを待つ患者さんにとっては、あなたの登録が、大きな希望になります。

ドナー登録できる方の条件

ドナー登録の条件
・骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
・年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
・体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方
骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20歳以上、55歳以下です。
ドナー登録後の健康状態によっては、コーディネートを進めることができないこともあります。
骨髄・末梢血幹細胞の提供にあたっては家族の同意が必要です。
腰の手術を受けたことがある方は骨髄提供はできません。

ドナー休暇制度導入企業・団体

骨髄バンクを介して骨髄・末梢血幹細胞提供をする場合、患者さんと適合してから採取後の健康診断に至るまでに、8回前後、平日の日中に医療機関へ出向いていただくことになります。
その日数を、ドナー自身の有給休暇を使うのではなく、勤務先がその休日を特別休暇として認めるのが「ドナー休暇制度」です。勤務先に「ドナー休暇制度」があることは、ドナーの心理的・肉体的な負担の軽減になります。
企業・団体によっては従業員に「ドナー休暇」を導入しています。これまで日本骨髄バンクで確認が取れているドナー休暇制度導入企業・団体は363社です(2019年5月末時点)。

登録受付窓口

ドナー登録を希望される方は、お近くの受付窓口へお越しください。
日本骨髄バンク ドナー登録をお考えの方へ
ドナー登録申込書をご記入の上、お近くの受付窓口へお越しください。また、受付窓口以外での登録の機会として、全国各地でドナー登録会も開催されておりますのでご利用ください。
なお、移動献血会場によっては、ドナー登録の受付が可能な場合もありますので、 必要に応じてお問い合わせください。

詳しくは下記バナーをクリックして、公益財団法人日本骨髄バンクの
ホームページをご覧ください。