12月13日(木)から23日(日)までクイーンズランドチャンピオンシップへ選手団を派遣した。昨年2月に協会創立50周年を迎えたため今回は記念事業として行われ、10月のブロック対抗水泳競技大会で選抜された6名と全国10支部から各1名、東海支部選出7名、自主参加1名、更に文化交流目的の東海支部選出8名を加えた12歳から15歳までの総勢32選手が参加。室岡隆之団長(副会長)の陣頭指揮の下、好成績を残すことが出来た遠征だった。
12月13日(木)、成田空港、中部国際空港から韓国・仁川空港に集合した役員・選手は、一路ブリスベーンへ向かい、翌14日、ブリスベーン空港に到着。恒例となっているマウントクーサ展望台、ローンパインコアラ保護区を経て大会会場入りし、明日から始まるレースのために会場視察、長旅の疲れを癒し、体調を整えるために軽めに泳いで宿舎に入った。
大会は7日間。初日がリレー種目、後の6日間が個人種目だ。個人種目決勝には外国人枠があり2名しか進めない。そのためチーム内の争いも熾烈だ。選手は得意種目だけでなく、不得意種目にもチャレンジするため、ほぼ毎日レースがあり、午前の予選が終わると食事や作戦会議、夕方の決勝には全員が会場入りして応援。決勝が終わるとバスで移動して遅い夕食・ミーティングがあり、宿舎のホテルに戻るのは22時過ぎというハードスケジュールで過ごした。
これまでと違ったのは初日のリレー。今回は選手数が多いため、大半の種目に2チームが出られた。唯一、15歳の中村菜々穂を除いて出場したが、8種目で金7個、銀3個、銅3個のメダルを獲得するという好スタートを切った。32名中30名が初日にメダルを手にしたことで2日目からの個人種目でも選手たちは大活躍し、金33個、銀24個、銅14個、リレー種目と併せて金40個、銀27個、銅17個の計84個のメダル獲得となった。
派遣選手数が前回遠征の2倍だったこと、予選・決勝を通じて113個の個人ベスト更新が出るなど、好調を維持したことが過去最高のメダル獲得数に繋がった。
リレーを含めたメダル獲得数では西尾亮太朗が8個(金3、銀5)、次いで松居颯真(金5、銀2)と宮撫u(金5、銀1、銅1)、宮嶋ほまれ(金5、銀1、銅1)が7個、松井理宇(金6)、小西新(金4、銅2)、大塚華蓮(金4、銀2)、三木航平(金2、銀2、銅2)が6個だった。西尾はベストタイムも8種目で出して「最多ベスト更新者」に選ばれた。個人種目の金メダル3点、銀メダル2点、銅メダル1点で争った「メダル点数」では松居颯真が金4、銀1で14点を挙げてトップだった。
室岡隆之団長は「大所帯でしたが、一致団結をして好成績を残せました。多くのメダルを獲得出来たのは各選手がベストを尽くして挑戦したからです。選手たちは海外選手との交流や食生活、生活習慣までを学ぶよい機会になったはずです。この経験を活かしてパリの五輪を目指してほしい」と語っていた。
ブリスベーン市を一望できる展望台で |
夜は外食。選手たちは良く食べる! |
日本チームの応援は大注目でした |
帰国前はゴールドコーストで楽しみました |