第27回JSCAマスターズスイミングフェスティバル開催

 去る3月5日〜6日、春を告げる大会「全国マスターズスイミングフェスティバル」が北東北の玄関口、北上平野の北部に位置する県都、岩手県盛岡市で開催された。


▲5連勝の柏洋スイマーズの皆さん ▲全員合格! 泳力認定会参加者


●盛岡総合プール、記録ラッシュに沸く!
 詩人石川啄木、作家宮沢賢治、さらには教育者新渡戸稲造、言語学者金田一京助、政治家原敬等多くの有名人を輩出している岩手県。江戸時代は南部藩の城下町として栄え、市街地には幾筋もの川が流れる盛岡市。盛岡市立総合プールで開催された全国マスターズには、全国から94クラブ、579名が参加しました。
 文部科学省等11団体の後援、江崎グリコ様の協賛を頂き盛大に開催された大会。3月とはいえ春まだ浅い盛岡市は、一気に春がやってきたような熱気に包まれました。

 開会式では、連続出場者表彰が行われ、5年連続18名、10年連続13名、15年連続6名、20年連続1名がそれぞれ表彰されました。

▲15年連続出場 ▲10年連続出場
▲5年連続出場 ▲最優秀ベストマスターズ賞の
近藤さん(右)と板井さん


 第1日目終了後の懇親会では、郷土芸能の勇壮な獅子踊りの披露や、地区の代表による全国わんこそば大会が行われました。
 最大の呼び物「青森ベンチャーズ」による昔懐かしいテケテケサウンドが、会場を一気にヒートアップさせました。

▲女子200mメドレーリレーで世界新を
出したオアフクラブ紀尾井町のメンバー
 2日間の競技を終えクラブ対抗総合成績では、柏洋スイマーズが5連勝と記録を伸ばしました。男女総合準優勝はOAHUクラブ紀尾井町、3位はJSS青山と健闘しました。
 また、今大会では、女子200mメドレーリレー(320〜359歳)で世界新記録が出たのを始め、日本新記録7、大会新記録が67にのぼりました。
 最優秀ベストマスターズ賞は近藤武夫さん(松本SS)と、板井満智子さん(OAHU・紀)が受賞しました。

 記録挑戦もさることながら、大人の大会マスターズには「楽しもう、交流しよう」の精神が溢れています。この精神は次回開催地四国支部・香川県に引き継がれます。
>>>大会記録はこちらです

小倉 ふみ子 さん
60歳区分(CAC.SC所属)
  安倍 伊三 さん
75歳区分 (花巻SF所属)
「24年前に水泳の基礎を習うために水泳教室に通ったのが始まりです。当初は1年ぐらいで止めるつもりだったのですが、通い始めて半年後にコーチに誘われて、このマスターズの第4回大会に出場しました。
 その後、2回連続で出場しましたが用事で一度中断してしまいました。そこから再度、第8回大会に出場して今年で連続20回を達成することができました。
今会の大会では、懇親会の「青森ベンチャーズ」が私達の年代にちょうど合っていて、楽しく過ごすことができました。
 健康第一に、これからも家族の理解と協力を得ながら連続出場を重ねていきたいと思います」
  「以前は陸上のマラソンが好きでやっていたのですが、関節を痛めてからはお医者様に勧められて、水泳をやるようになりました。17〜18年前になります。
 地元開催にあたり、※小林会長より直々に選手宣誓の依頼があり、お受けした次第です。
 大学生の孫も幼児期より水泳に親しんでおり、共通の話ができます。今日も子どもが仙台から応援に来てくれています。
 今後も10歳上の先輩が力強い泳ぎをなさっているので、その方を目標に体力・健康づくり第一で、これからも水泳を続けていきたいと思っております」
※小林俊雄東北支部会長


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