ご挨拶

ご挨拶

一般社団法人 日本スイミングクラブ協会
会 長   三 宅   泉

 わが国におけるスイミングクラブの歴史を紐解きますと、昭和39年に開催された東京オリンピックに遡ります。目標に至らなかった東京オリンピックでの結果を受け、翌昭和40年に第一号のスイミングクラブが東京に誕生したのを皮切りに、全国各地に数多くのスイミングクラブが開設されていきました。

 そうした中、当協会は昭和43年に前身である日本スイミングクラブ協議会が発足し、昭和54年に任意団体の日本スイミングクラブ協会が設立、そして昭和62年に社団法人日本スイミングクラブ協会の認可、平成24年に現在の一般社団法人への移行と、半世紀以上にわたり、歴史を紡いでまいりました。

 現在、日本では当たり前のように街々にスイミングクラブがありますが、世界的に見るとこれは大変珍しい環境です。これほど多くの方々の生活の中に、スイミングクラブが繋がり、愛され続けているのは日本独特の文化と言えます。スイミングクラブは長年にわたり子供に習わせたいお稽古事として常にトップクラスにおります。近年では学校のプール授業を水泳指導のプロフェッショナルが多数在籍することから、スイミングクラブで請け負うことも多くなってきています。また、最近では中高齢者を中心に健康維持・増進の場としてスイミングクラブをご活用される方が増えております。このようにスイミングクラブは半世紀にわたる歴史の中で、老若男女、皆様の生活と非常に密接した文化を醸成し、発展してまいりました。

 それだけに、当協会が果たすべき社会的役割も非常に大きいと言わざるを得ません。スイミングクラブがお客様に安心してお越しいただける場として、そしてお客様の様々な目的に合わせたサービスの提供が出来るよう、陰ながらサポートをしていくことが当協会の使命であると考えます。そのためにも、スイミングクラブ経営者や水泳指導者の方々と業界発展に向けた理念を共有し、より良いスイミングクラブとなるべく、共に考え、共に努力し、共に歩を進めていくことが重要です。

 当協会ではこれまで経営者との情報連携をはじめ、各種講習会による水泳指導者の養成・資格付与事業、水泳競技大会の開催、全国統一規格による泳力認定事業、障害者水泳の啓蒙活動、総合補償制度の拡充、国や各種団体との折衝・連携等々、多岐にわたり活動を行って参りました。今後もスイミングクラブ業界の更なる発展に向け、尽力していく所存です。引き続き関係各位のより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

アクセス

〒101-0047
東京都千代田区内神田2-11-6 喜助内神田ビル6F
TEL. 03-6381-0750

関連 WEB LINK

ページ上部へ戻る