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「水泳インストラクター」資格取得者の皆さんへ
資格について
一般社団法人 日本スイミングクラブ協会認定
「水泳インストラクター」資格取得者の皆さんへ
一般社団法人 日本スイミングクラブ協会
指導力向上委員会 委員長 北本 勉
文部科学省が大臣認定しておりました「水泳教師」の資格制度が、国の指導によって平成17年10月1日より「公益財団法人日本スポーツ協会」の公認資格として、新たな制度に移行いたしました。
皆さんが、現在取得しております当協会認定「水泳(C・B・A・AA級)インストラクター」資格は、文部科学大臣認定「水泳教師」資格の、「専門科目」講習会を兼ねていました。したがって、皆さんが「水泳教師」資格取得を目指すときには、当協会で「水泳AA級インストラクター」まで取得すれば、自動的に「専門科目」講習会は免除され、「共通科目」講習会の受講のみで「水泳教師」資格が取得できるように制度化されておりました。その内容が、平成17年度より、以下の内容に変更されましたのでお知らせをいたします。
「水泳教師」資格制度では、「水泳教師」と「水泳上級教師」の二段階になり、今までと同じように「専門科目」と「共通科目」を履修し、試験に合格することにより、資格を取得することができます。その「専門科目」修了者の認定要件が、次に示す「合計10の対象別講習会」受講修了者へと変わり、それぞれの講習会の受講が義務付けられることになりました。
水泳教師の専門科目履修のための対象別講習会
- 水泳基本講習
- 幼児水泳インストラクター講習会
- 学童水泳インストラクター講習会
- 成人水泳インストラクター講習会
- 競技水泳インストラクター講習会
- 水泳安全管理のための講習会
水泳上級教師の専門科目履修のための対象別講習会
- ベビースイミングインストラクター講習会
- 高齢者水泳インストラクター講習会
- 妊婦水泳インストラクター講習会
- 施設運営管理のための講習会
但し、資格制度にはいくつかの免除規定が定められています。この先、皆さんが「水泳教師」資格取得を目指す場合は、現在、取得している「水泳インストラクター」資格のC・B・A・AA級の段階によって、上記合計10の対象別講習会の免除が決定されますので、残った対象別講習会と共通科目を受講し試験に合格することによって、「水泳教師資格」そして「水泳上級教師資格」を取得することができます。
また、現在取得している「水泳インストラクター」資格は、そのまま当協会認定資格として存続いたしますので、資格保有者は従来通り現状の資格を更新して保持することが出来ます。
当協会認定「水泳(C・B・A・AA級)インストラクター」資格保有者の皆さんは、ご希望によって、次の二つのパターンに分かれますのでご確認をお願いします。
「水泳教師」資格取得を希望しない場合
- 現在、取得されている「水泳インストラクター」資格は、そのままの級で継続されます。従来通り、更新期限は4年間です。期限前に必ず更新講習会を6時間受講し、所定の登録料を振り込み更新手続きをしてください。
- 今後は、「水泳インストラクター」資格の新規講習会を開催いたしませんので、現在の取得級より上位の級の取得はできません。
「水泳教師」資格取得を希望される場合
- 現在、取得されている「水泳インストラクター」資格は、そのままの級で継続されます。従来通り、更新期限は4年間で、期限前に必ず更新講習会を6時間受講し、所定の登録料を振り込み更新手続きをしてください。
- 「免除規定」により、下記の「対象別講習会」が免除されます。
それぞれ「水泳教師講習会」および「水泳上級教師講習会」の残りの対象別講習と共通科目を、全て受講し終了しなければなりません。
水泳インストラクター資格による「対象別講習会」免除一覧表
公益財団法人日本スポーツ協会 「水泳教師・水泳上級教師」 |
水泳インストラクター | ||||
---|---|---|---|---|---|
資格 種類 |
「専門科目」対象別講習会 | C級 | B級 | A級 | AA級 |
水泳 教師 |
水泳基本講習会 | 免除 | 免除 | 免除 | 免除 |
幼児水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | 免除 | ||
学童水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | 免除 | 免除 | |
成人水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | |||
競技水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | |||
水泳安全管理のための講習会 | 免除 | ||||
水泳 上級 教師 |
ベビースイミングインストラクター講習会 | 免除 | 免除 | 免除 | |
高齢者水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | |||
妊婦水泳インストラクター講習会 | 免除 | 免除 | |||
施設運営管理のための講習会 | 免除 |
*「対象別講習会」の免除設定についてはコチラでご確認ください。
専門科目履修のための対象別講習会を修了した場合について
1)水泳教師「専門科目」履修終了者:
各対象別講習会を受講修了し試験に合格をした場合は、修了証を発行いたします。
- 水泳基本講習会修了:
水泳指導の基本的な技術を有し、水泳指導者の下で、水泳指導ができるものです。 - 幼児水泳インストラクター講習会修了:
幼児水泳指導の知識と技能を有し、幼児水泳の指導ができるものです。 - 学童水泳インストラクター講習会修了:
学童水泳指導の知識と技能を有し、学童水泳の指導ができるものです。 - 成人水泳インストラクター講習会修了:
成人水泳指導の知識と技能を有し、成人水泳の指導ができるものです。 - 競技水泳インストラクター講習会修了:
競技水泳指導の知識と技能を有し、競技水泳の指導ができるものです。 - 水泳安全管理のための講習会修了:
水泳安全管理の知識を有し、心肺蘇生法の技術を有するものです。
2)水泳上級教師「専門科目」履修終了者:
各対象別講習会を受講修了し試験に合格をした場合は、修了証を発行いたします。
- ベビースイミングインストラクター講習会修了:
ベビースイミング指導の知識と技能を有し、ベビースイミングの指導ができるものです。 - 高齢者水泳インストラクター講習会修了:
高齢者水泳指導の知識と技能を有し、高齢者水泳の指導ができるものです。 - 妊婦水泳インストラクター講習会修了:
妊婦水泳指導の知識と技能を有し、妊婦水泳の指導ができるものです。 - 水泳施設運営管理のための講習会修了:
水泳施設運営管理の知識を有し、水泳施設運営管理ができるものです。
「対象別講習会」の受講について
- 対象別講習会は、各支部にて開催されます。詳しい日程等を知りたい方は、当協会事務局へお尋ね下さい。
- 共通科目講習会は、(公財)日本スポーツ協会が実施をいたします。詳細につきましては(公財)日本スポーツ協会にお問い合わせ下さい。
その他
- 「水泳教師」資格制度は、今までの資格制度より受講時間数(別紙資料を参照のこと)がかなり少なくなり受講しやすくなりました。この機会に、是非プロの水泳資格である「水泳教師」資格を取得していただきたいと思います。
- 以上の内容について、分からない点がございましたら、SC協事務局(TEL:03-3511-1552)までお問い合わせ下さい。
公認水泳教師・公認水泳上級教師の概要について
公認水泳教師の場合
- 受講対象者:18歳以上
- 講習時間数:共通科目 I、III 152.5時間 専門科目 80時間以上(通信講習を含む)
- 資格取得期限:4年間
(講習会受講開始後4年間以内に公認水泳教師資格を取得しなければならない。) - 公認水泳教師資格取得のための流れ
専門科目 | 専門科目を対象別講習会に科目を振り分けて履修するものとする |
---|---|
中央講習50時間+通信講習34時間=合計84時間 | |
|
|
共通科目 | (152.5時間)修了 |
(試験に合格しなければならない) |
公認水泳教師資格取得
公認水泳上級教師の場合
- 受講対象者:20歳以上
- 講習時間数:共通科目 IV 40時間
専門科目 60時間以上(通信講習を含む) - 資格取得期限:4年間 (公認水泳教師資格取得を前提に、講習会受講開始後4年間以内に公認水泳上級教師資格を取得しなければならない。)
- 公認水泳上級教師資格取得のための流れ
専門科目 | 専門科目を対象別講習会に科目を振り分けて履修するものとする |
---|---|
中央講習32時間+通信講習32時間=合計64時間 | |
|
|
共通科目 | (40時間)修了 |
(試験に合格しなければならない) |
公認水泳上級教師資格取得
- 対象別講習会日程は当協会HP講習会一覧をご覧下さい。
- 基礎水泳指導員資格およびスポーツ指導員資格を取得後は、水泳サブインストラクター、水泳安全管理講習会を免除する。
- 公認水泳コーチ資格取得者は、水泳サブインストラクター、競技水泳インストラクター、水泳安全管理講習会を免除する。
- 水上安全法資格取得者は、水泳安全管理講習会を免除する。