2020年3月5日
スイミングクラブにおける新型コロナウイルス対応策として、株式会社メルス技研代表取締役関秀行氏から次亜塩素酸ナトリウムによる塩素殺菌について以下の提言を頂きました。
氏は、日本における塩素消毒研究の第一人者であり、長年に渡り当協会「プール衛生管理者講習会」の講師としてもご活躍されておられます。
新型コロナウイルスは、ここに来て国内の複数地域で小規模の患者クラスター(集団)が把握されていいます。政府は3月1日、感染が起きやすい場所としてスポーツクラブやビュッフェスタイルの会食などを挙げ、感染拡大を防止するため使用を避けるよう呼びかけました。加盟クラブに置かれましては、新たな対応に苦慮されていることと拝察いたします。
今回、関先生からスイミングクラブの感染防止策として、WHOが「COVID-19」と名付けた新型コロナウイルス感染症は、次亜塩素酸ナトリウムの希釈溶液での殺菌が非常に効果的であることから、その消毒方法の具体策をご提供頂きました。
プール衛生管理の専門家の緊急提言として、当協会ホームページ上にて開示いたしますので、各施設においてご活用賜りますようお願いします。
「新型コロナウイルス感染症」感染防止対策の具体例
プールで使用されている12%次亜塩素酸ナトリウムを、水道水で500倍〜1,000倍に希釈してください。
500倍希釈(2Lペットボトルに上記“次亜ソー”を4mL入れて総量2 Lとする)では240mg/L、1,000倍希釈(2Lペットボトルに上記“次亜ソー”を2mL入れて総量2 Lとする)では120mg/L濃度の次亜塩素酸を含む消毒水ができます。 JSCAプール衛生管理者講習会 講師 関 秀行 |